不動産を買うため(仕入れ)の大切さ

どんな商売でも一番重要なものは仕入れです。
仕入れさえ成功すれば成功したも同然。
どんな不動産を仕入れれば成功するのか?
ポイントですが
①期待値の有る物件を取得する
当たり前ですね、期待値が無い物件を買っても損するだけです。
期待値を計算してプラスになる物件だけ買いましょう
計算テンプレート配布してます。


②自分の住んでる近くに買う
これはなにかあっても管理がしやすい。そこがどういう土地か自分に知識がある。
北海道とか地方に行けば利回り20~30%の物件がゴロゴロしてたりします。
でも不具合が起こった時に業者の手配ができなかったり、修繕費だけで家賃を上回ってしまったりします。
東京の家賃と北海道の家賃は10倍位違いますが、修繕費に掛るお金はほぼ一緒です。
またその土地を把握していなければしっかり需要があるのかどうか把握できません。
需要は必ず人の話をうのみにするのではなく自分で判断してください。
例えば地方で大学が近くにあり、大学生一本に需要を頼っていたりすると
その大学が移転した瞬間にどぼんです。そんな事例は沢山転がってます。

どこから物件を仕入れるか?おいしい物件って不動産業者が買っちゃうんじゃないの?

どこから仕入れするか
不動産業者なら仲間内で安く買えるんじゃないか?とか思われるかもしれません。
とても正解です。
確かに色々な事情で不動産業者が物件を安く買う事はあります。
一番の理由が現金化を直ぐしたいという売主さんで不動産業者に売るという場合です。
あとは土地が大きすぎて一般の方が買えるものではない場合。
こう言った場合は不動産業者が相場の7掛けで買います。
これを業者買いと言います。
こう言った物件はよっぽどその不動産屋と親しいか、身内でもない限りそんな情報はもらえません。
お店に行ってこういった情報を下さいといきなり言う人がいるのですが、困りものです。
そして仲介する不動産業者も、売主も業者に買ってもらうメリットが存在しているのです。
それは業者買いは瑕疵担保責任が付かないという事です。
(瑕疵担保責任とは、購入後に何か欠陥があってもなんにも文句はいいませんよーという事です)
何のメリットもない、寧ろデメリットしかないのに一般の消費者に回す理由がないのです。
(よっぽどその業者さんから何棟か買ってたりすると回してくれたりしますが。)
じゃあ八方塞がりかと言えばそんな事はありません。


一般に出回っているレインズ物件にだって儲かる(期待値のある)物件は有る

市場に出回る物件をレインズ物件(*レインズ=不動産業者だけが見られる業者用の物件サイト)
というのですが、根気よく見ていれば必ず期待値がある物件は存在します。
私は業者ですが、レインズでも物件を買います。
以下の物件は私が最近買ったレインズ物件です。
H25年渋谷区区分所有
購入代金880万円
年間賃料144万円
利回り16%(表面)
回収金250万円(経費差し引き後)
残債なし
資金回収まで残り630万円(残り5年)
H26年渋谷区区分所有
購入代金780万円
年間賃料96万円
利回り12%(表面)
回収金80万円(経費差し引き後)
残債なし
資金回収まで残り700万円(あと9年)
どうです?レインズ物件にしては高い利回りでしょう?
ちょっとネットで不動産ブログを読み漁った方には低いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが。
この物件地方の田舎ではなく、山手線のターミナル駅徒歩数分なのです。
借り手に困る事なんて一生ありません。
今不動産価格が値上がりしてますので、
880万円の物件は1,600万円で売れます。
780万円の物件は1,300万円で売れます。
これらの物件はもともとの売値が不当に安かったですからね。
この物件登録されて1日で買い付けが何件も入ったほどの人気物件だったのですが。
なぜ買えたのか?今日の本題ですが、
その秘密、プロが使う魔法の言葉を書きます。

不当に安い物件を買う魔法の言葉は「仲介手数料を多く支払う」「瑕疵担保責任は免責」

「仲介手数料を多くお支払いします。瑕疵担保責任もなしで結構です。」
「担当者に商品券を差し上げます。」
はい、お金です!お金をばらまいてください!
そんなお金払ったら購入費用が上がっちゃうじゃないですか?
良いんです!期待値がたくさん詰まった物件なら数十万位ポンって出しちゃいましょう。
その費用分の回収期間、上記の物件なら3か月長くなるだけです。
こう言った事が出来るのも期待値がしっかり計算できているからです。
世にある物件に差し値をガツガツ入れていく手法が流行りましたが、
これは単純にその逆張りで同じ事をしてるのです。
しかも差し値は地方のどうしようもない物件に対してしか有効性がないのに。
この方法は都心の賃貸需要が高い地域でとても有効というメリットが有ります。
どちらも期待値がしっかり計算できている前提ではありますが。

魔法の言葉シリーズはこちらから